パ・リーグ 日本ハム12-9ロッテ
(4月2日 QVC)
 勝ち投手の権利まであとアウトは2つだった。8点の大量リードをもらいながら、日本ハム・斎藤は5回途中でマウンドを降りた。4回1/3を8安打3失点。チームは開幕から2カード連続勝ち越しを決めたが、先発としての役割を果たせず、「すみません。きょうの僕は何も話したくないので…」と頭を下げた。


 3月22日にヤクルトとのオープン戦(神宮)で2回完全と結果を残して先発6番目のイスをつかんだ。調子も悪くない。初回2死一、二塁では井口をフォークで空振り三振。2、3回も3者凡退だ。ところが4回に突如崩れた。直球を狙われ、3点を返されると5回も1死一、三塁のピンチを背負ったところで、栗山監督が交代を告げた。

 両軍で34安打、21得点という乱打戦を制した指揮官に笑みはなかった。「(大量リードの展開ならば)普通に勝ち切らないとチームがくしゃくしゃになってしまう。普通の投手だったら前の回で交代だったかもしれない」。チームが勝つための最善策だった。

 今後の試合日程に余裕もあることから2軍での調整が決まった。当初の予定通りとはいえ、斎藤にとって悔いばかりが残るマウンドだった。
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