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法政大学【対東大1回戦】3季ぶりの悪夢... 今季ワーストタイ9失点で惨敗を喫する



 逆転優勝に向けて負けられない東大戦。だが、思わぬ結末が待ち受けていた。先発の菅野が3回に早々に降板すると、その後の投手陣が打ち込まれ被安打14、6四死球、9失点と大乱調。天敵宮台を相手に重すぎる失点となり、打線は2得点のみと不発。痛すぎる黒星を喫した法大明日勝ち点を死守する為にも、絶対に負けられない。

 今季も後半戦へと突入した第5週は、東大との対戦となった。

法大先発のマウンドには、菅野秀哉(キャ3)が上がる。慶大戦では力投を見せた菅野。しかし今日は初回から3番楠田創、4番田口耕蔵に連打を浴び苦しい立ち上がりとなる。法大の攻撃はあっさりと終わり、悪い流れのまま迎えた2回。先頭打者の6番新堀千隼が中前安打で出塁すると、犠打と捕逸で1死三塁のピンチを招く。そして8番杉本幹太のスクイズで先制を許してしまう。3回にも1点を追加され、菅野は無念の降板となった。2番手として登板したのは長谷川裕也(経4)。しかし、流れを変えることはできなかった。4回に辻居新平の中前適時打でさらに1点を追加されると、5回には四球、左前安打、死球で三者連続出塁を許し無死満塁のピンチを迎える。ここで火消し役として送り込まれたのは落合竜杜(法1)。しかし東大打線の勢いは止まらない。7番三鍋秀悟の中前適時打と9番宮台康平の左前適時打で4失点。柏野智也(営1)にスイッチするも、内野ゴロの間に追加点を許し、この回一挙5失点。点差は7と大きく突き放されてしまう。

 一方の打線は、エース宮台の前に手も足も出ず。4回を終えわずか2安打に抑えられていた。大量失点直後の5回、7番川口凌(人3)が左前安打で出塁すると代打俵積田健人(人4)も敵失で出塁し好機を演出。続く代打毛利元哉(法2)の内野ゴロの間に1点を返すも、後が続かず。6回には4番中山翔太(人3)が左前打で出塁すると5番福田光輝(人2)の左翼線二塁打と東大左翼楠田の失策で追加点を得るが、こちらも反撃は1点にとどまった。

 6回からは河野太一朗(文3)が登板。立ち上がりは制球に苦しんだが、なんとか無失点で切り抜ける。7回は調子を取り戻し、この試合初めて東大打線を三者凡退に抑えてみせた。しかし8回から登板した熊谷拓也(キャ4)がダメ押しの1点を許すと、打線も援護することができずゲームセット。流れが法大に傾くことはなかった。

 わずかに可能性が残る優勝へ向け絶対に負けられない一戦のはずだった。しかし、終わってみれば投打共に完敗。勝利への執念はどこへ行ったのだろうか。法大ナインには現状に目を背けずに明日の試合へと臨んでもらいたい。(スポーツ法政新聞会・下河辺果歩)

 【クローズアップ】吉岡郁哉 (待望のリーグ戦初安打 故障を乗り越え代打の切り札に)

 待っていた直球をしっかりと捉えた。3回に代打で送り出された吉岡郁哉は東大エース宮台の5球目を捉え、リーグ戦初安打となる中前安打を放った。

 エース菅野が東大打線に捕まるという緊急事態により、3回という早い回での代打となった。監督からは2回の守備の際に代打で送ると告げられた。「準備はまだしていなかったが監督さんに言われたので気持ちを入れ、自分のスイッチを入れた」と吉岡は語る。今季は代打で活躍し自分の出番が来たらチームに貢献して行きたい語る彼には幸先の良い結果となった。

 昨季はリーグ戦の1週間前に薬指を骨折し出場機会が無かったが、オープン戦から調子を上げ、自分のバッティングが出来るようになり調子を上げている吉岡、与えられた1打席でしっかりと結果を残した彼に期待が高まる。

 チームは東大打線の前に為す術なく大敗してしまったが、明日の2回戦でも彼のバットが火を噴きチャンスを作ってくれるだろう。(スポーツ法政新聞会・中村祐吾)

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