ボクシングの2012年ロンドン五輪ミドル級金メダリスト・村田諒太(34=帝拳)が11日、千葉・成田市内で行っている走り込みキャンプの練習を公開した。

 5月にダウンを奪いながら不可解な判定負けを喫したWBA世界ミドル級王者アッサン・エンダム(33=フランス)との再戦を10月22日(東京・両国国技館)に控えており、KOを狙い続けても切れないスタミナや精神面の強化が目的。キャンプは7日から14日の予定で、この日は5日目にあたり「キャンプが終われば、また1つ自信をくれる」と疲労の表情の中に充実感も浮かべた。


 キャンプには元2階級制覇王者・粟生隆寛(33=帝拳)も同行。夕方から行ったインターバルトレーニングでは粟生とともに、アップダウンがあるゴルフ場のコースを利用してのサーキットトレや、肩周りの可動域を広げるためのキャッチボールなどを行った。フィジカルを担当する中村正彦トレーナーによると、エンダムとの初戦前の2月に行った沖縄キャンプよりも「メニューは質、量ともに2、3割増」。村田は「アップダウンがある分、インターバル走の強度が上がっている。中村さんから“前のキャンプで勝てなかったから今回もっとキツくする”と言われて、ハイとしか言えなかった」と苦笑した。

 キャンプ終了後にジムワークを再開し、初戦の映像をフルで見て対策を練るという。「相手のミスや自分のミスを見る。音声を消してニュートラルな立場で(笑い)」と話した。初戦で接戦を演じただけに「前回はみんな“村田は本当に強いのか”と疑問を持ちながら見ていたと思うが、今回は“勝ってくれるんでしょ”というプレッシャーがある。メンタルのつくり方が試合への課題になる」とも明かした。
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