小国 初防衛ならず引退「ピーマン食べられなかった」

2017年09月13日 23:07

格闘技

小国 初防衛ならず引退「ピーマン食べられなかった」
2回、岩佐亮佑(左)にダウンを奪われた小国以載 Photo By 共同
 【プロボクシングIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦   ●王者・小国以載 6回TKO 同級3位・岩佐亮佑○ ( 2017年9月13日    エディオンアリーナ大阪 )】 初防衛に失敗した小国は引退を表明した。「負けたので仕方ない。最後が岩佐で良かった。本当に気持ちよく終われる」。さばさばした表情は、二人三脚でやってきた阿部トレーナーとジムの会長への感謝を語った時だけ涙に。だが試合前の宣言通りに陥落で引退の気持ちは変わらなかった。

 左右への動きが少なく、距離を取ることもなく、正面に立っては岩佐の左を次々に被弾した。「サウスポーが苦手で、いくらスパーリングやっても正直駄目だった」と初防衛戦に向けて苦手意識を克服できなかったという。「それだったら一か八かでいこう。駆け引きをしても岩佐には勝てない。1回から4回まで全力でいく作戦だった」と打ち合いに活路を見いだそうとしたが、岩佐の左に反応できず、初回からダウンを喫してその青写真も崩れた。

 「岩佐はパンチはないけどタイミングで倒された。よけて打つを徹底してきて、僕がそこに入ってしまった」と2回にも左で2度のダウンを奪われた。4回からはボディー攻撃で反転攻勢にも出たようにも見えたが「もう盛り返す力はなかった」と本人に逆転への手応えはなかった。徐々に顔面は真っ赤に染まり、「今まで味わったことないぐらい血が出ていた」と唇から大量出血。6回に本人も納得のレフェリーストップとなった。

 高校時代にも敗れているサウスポーの岩佐を苦手な食べ物のピーマンに例えてきたが、「やっぱり強い。苦手なものは苦手。ピーマン食べられませんでした」と負けを受け入れた小国。「ここで岩佐とやるのも凄い因縁。ありがとうしかない。凄く感謝している」と新王者への気持ちを示した。
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