恒成V2 ダウン何の、逆転TKO 田口との統一戦待ったなし

2017年09月14日 05:30

格闘技

恒成V2 ダウン何の、逆転TKO 田口との統一戦待ったなし
3回、右のストレートをパランポンの顔面にヒットさせる田中(右) Photo By スポニチ
 【WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦   ○王者・田中恒成 TKO9回1分27秒 同級13位パランポン・CPフレッシュマート● ( 2017年9月13日    エディオンアリーナ大阪 )】 WBO世界ライトフライ級王者・田中恒成は、9回TKO勝ちで2度目の防衛に成功。WBA王者・田口良一(30=ワタナベ)との統一戦へ前進した。

防衛後の控室。現れた田中は車椅子に深く横たわっていた。エレベーターに乗り込み、待機した救急車で大阪市内の病院へ向かった。JBC職員によれば、「頭が痛いそう。意識はあり、歩けるというが大事を取った」。王者は無言で会場を後にした。

 1回にまさかのダウンを喫した。15年12月のサルダール戦以来4戦ぶり、2度目のダウン。しかし9回に倒し返し、レフェリーが割って入った。会場は大歓声。「俺って“持ってない男”です。こういう大事なところでガッカリですが、面白ければいい。俺以外ですけど」。リング上での自虐ギャグにまた会場が沸いた。

 話題が先行した田口との統一戦構想。実現すれば12年の井岡一翔―八重樫東戦以来となる現役世界王者同士による団体統一戦となる。高まる機運の中、決まった相手は13位ランカー。22歳のモチベーションが心配されたが戦前こう言い切った。「初の全国中継、そして統一戦を期待される中、いかにいい内容でKOできるか。自分を試す感じです」

 統一戦をするにふさわしい王者であることを、試合内容で訴えにかかった。プロ10戦目ながら世界戦はもう5戦目。若くして経験値豊富な王者は、期待通りのKO劇を披露した。

 リングではこうも言った。「こういう試合をしてたら…なんて言いません。(統一戦は)やります」。診断を待って、年内決戦へ動きだす。

 ◆田中 恒成(たなか・こうせい)1995年(平7)6月15日生まれの22歳。岐阜県多治見市出身。小5からボクシングを始め、中京高(現中京学院大中京高)で高校4冠。アマ戦績46勝5敗。高校3年の13年夏の総体後に畑中ジムへ入門、9月にプロテストB級合格。同年11月、デビューし、4連勝で東洋太平洋ミニマム級王座獲得。15年5月に5戦目でWBO世界ミニマム級王座を獲得し、1度防衛。16年からはライトフライ級に転向し、12月に井上尚弥と並ぶ国内最速タイ記録、8戦目での2階級制覇を達成した。身長1メートル64、リーチ1メートル61の右ボクサーファイター。
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