ジェイコブスは“不公平なアドバンテージがあった” 負け側が体重差を問題視

2017年11月13日 11:24

格闘技

ジェイコブスは“不公平なアドバンテージがあった” 負け側が体重差を問題視
ダニエル・ジェイコブス (AP) Photo By AP
 ダニエル・ジェイコブスは11日(日本時間12日)に行われたプロボクシングのミドル級12回戦で大差の判定勝利。無敗のルイス・アリアスを終始圧倒したが、試合後の会見でアリアスのトレーナーを務めたジョン・デビッド・ジャクソン氏(54)がジェイコブスの体重を問題視した。

 前日計量をジェイコブスは159・6ポンド(約72・3キロ)でパス。160ポンド(約72・5キロ)でパスしたアリアスに比べ、この時点ではやや軽い体重だったが、試合当日におけるジェイコブスの体重はジャクソン氏によると、180ポンド(約81・6キロ)か185ポンド(約83・9キロ)。一方、アリアスは170ポンド(約77・1キロ)だった。

 ジャクソン氏はこの体重差がジェイコブスにとって「不公平ともいえるアドバンテージとなった」と語り、「彼がいいボクサーなのは認めるが、問題はその体重。前日に159・9ポンドの体重が試合当日にはクルーザー級の体になっていた」と続けた。

 現役時代は強打者としてスーパーウエルター級とミドル級の2階級を制覇したジャクソン氏。会見ではさらに体重差に関する自身の考えを述べた。

 「これは今日のボクシング界が抱える問題点でもある。体重の重い選手がより軽い選手に勝利した。これが公平な試合とはいえない。自分の現役時代はまだ当日計量だったこともあり、体重差によるアドバンテージなどなかった」。

 IBFのタイトル戦では当日計量も義務付けられ、前日計量より10ポンド(約4・5キロ)以上の体重を増やしてはいけないというルールがある。しかし、今回はノンタイトル戦だったこともあり、試合を管轄したニューヨーク州のアスレチックコミッションは当日計量をジェイコブスとアリアスに義務付けなかった。

 それでも、試合当日に“適正”体重で臨んだアリアス。トレーナーとしてジャクソン氏が納得できないのも理解できる。体重差のある試合はリング禍も起こしかねない。ボクシング界は今回の試合に限らず、この問題に目を向けるべきだ。そう考えるジャクソン氏は、次のように警鐘を鳴らし、会見を締めた。

 「コミッションは体重差のある試合を許可するべきではない。彼らは選手の健康管理に力を注いでいるというが、頭の中は金の事ばかりで実際には違う。自分の現役時代と同じように、当日計量にすれば、極端に体重差のある試合はなくなる。金儲けが最優先という考えがある限り、選手の健康は危険に晒されるだろうね」。
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