「倍返しだ!」の決めゼリフとともに大ヒット中のTBSドラマ「半沢直樹」(日曜後9・00)効果で“倍返し神社”と呼ばれるスポットが注目を集めている。愛知県犬山市にある「三光(さんこう)稲荷神社」。境内の池で金を洗うと何倍にもなって返ってくるといわれ、ドラマのヒットに伴い、観光客の注目度も急上昇中。宮司は「予想もしていなかった展開」と“半沢特需”に驚いている。


 今年のドラマ界最高の平均視聴率29・0%を叩きだした「半沢直樹」。堺雅人演じる主人公の決めゼリフ「倍返しだ!」は、今年の流行語大賞の有力候補になっており、この盛り上がりが思わぬところに飛び火した。

 国宝・犬山城の入り口にひっそりとたたずむ古い神社。長らく陰に隠れた存在だったが“倍返し”とばかりに、にわかに脚光を浴びている。

 とはいえ「倍」になるのは仕返しではなくお金。境内にある「銭洗池」で金や宝くじを洗うと、何倍にもなるという言い伝えがある。焦げ付く融資金の回収に苦しんだ半沢直樹が、泣いて喜びそうな御利益だ。

 実際、宮司の水谷守さん(35)は「今年のドリームジャンボ宝くじに高額当せんした人など、多くの方から“おかげでお金が増えました。ありがとう”とのお礼状を多く頂いています」と言う。

 この御利益に由来し、ドラマの人気にあやかって「倍返し神社」の異名が浸透。新たな名所になりつつある。犬山市観光協会の後藤真司さん(34)は「従来は“銭洗い神社”の呼び名が一般的だったが、8月ごろから“倍返し神社”と呼ぶ声が、多く耳に入るようになった。案内所に“倍返し神社ってどこですか?”と訪ねてくる観光客も少なくないです」と明かす。宮司の水谷さんは「うちがそんなふうに呼ばれているなんて知らなかった」と驚いており「お客さまが増えるのはうれしいこと。より多くの方にお金が“倍返って”くれれば幸い」と話している。

 ドラマは25日放送分から第2部「東京本店編」に突入。物語がますます盛り上がりを見せる中、倍返し神社の注目度も2倍、3倍とアップしそうだ。
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