ノーベル文学賞の選考主体スウェーデン・アカデミーは18日、今年の授賞式欠席を表明した米シンガー・ソングライター、ボブ・ディランが来春に記念講演を行う可能性があると発表した。

 アカデミーは、ディランが来春にもスウェーデン・ストックホルムでコンサートを行う見込みがあり、その時が「講演を行う絶好の機会」になると指摘した。当初ディラン氏の講演が予定されていた今年の12月7日は、原稿の代読や録画映像の放映などは行わないという。


 記念講演は受賞者に義務付けられており、欠席した場合は半年以内に行う必要がある。

 アカデミーのダニウス事務局長は18日、地元メディアの取材に、ディラン氏のマネジャーから来春にストックホルムを訪問する見込みとの連絡を受けたと明かし「講演の形式は自由で演奏でも構わない。ディラン氏が好きなようにしてほしい。楽しみにしている」と述べた。

 歴代受賞者の中には英劇作家ハロルド・ピンター氏(2005年)、英作家ドリス・レッシング氏(07年)らのように健康問題などを理由に授賞式や講演を欠席し、代理出席や講演の代読で対応した例がある。
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