お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣(36)が20日、ブログを更新。自身が手掛けた絵本「えんとつ町のプペル」をインターネット上で無料公開したにもかかわらず売り上げが伸びていることを伝えたほか、「クリエイターにお金が回らなくなる!」などネット上で挙がった批判の声に対しての自身の見解を展開した。


 西野は小学生から「2000円は高い。自分で買えない」という声が寄せられたことを受けて、インターネット上での全ページ無料公開を決断。その行動力に称賛の声があがる一方で、「安売りするな」「こういうやり方が認められてしまうと、創作に関わってる人たちが困る」など否定的な意見も散見した。

 西野は批判も認めた上で「誰でも無料で読めるようにした途端、amazonの売り上げがグイグイ伸びて、ついに書籍総合ランキングで1位になりました」と報告し、さらに、この事象を「面白い事件」と表現。人が旅行をする際、テレビやパンフレットなどですでに知っている場所にお金を払って行くことを例に出し、無料公開しながら売り上げが上がった一件を「ビジネス的な観点から切り取ると、『人は確認作業で動く』『人は知っているモノを買う』と言えるでしょう」と結論付けた。

 「人が行動する動機は往々にして『確認作業』で、つまり≪入り口を無料化する=価値を下げる≫ではないということ」とし、これを「えんとつ町のプペル」にあてはめて説明。「スタッフと何度も衝突して死ぬ気で作り上げた自信作なので、無料で読み終わった後に『買って、手元に置いておこう』と考える人が出てきてくれるかもしれない思いました」と続けた。

 また「お金」についての自身の考えも披露し「お金とは『信用を数値化したもの』で、つまり、『信用の面積を広げないことには、お金化できない』ということ」。今回の件で、「これは入り口で『お金』をいただいた方が良いけど、ただ、これは『お金』を貰わない方が、長いスパンで見た時に利得だから、ここは貰わないでおこうよ」という、『お金はそもそも信用交換のツール』だと再認識し、本来そうであったハズの≪人間がお金を使う未来≫が来てもいいんじゃないかなぁと今回強く思った」ともつづった。

 最後は、お金がなくて本を購入できないという少年とのエピソードを紹介し「時に裏切られることがあるかもしれないけれど、まずはコッチから信用しないことには始まらない。今回は、それがインターネット上で行われたのだと思いました。とてもいい勉強になりました」とつづって締めくくった。
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