昨年解散したSMAPの元メンバー3人がジャニーズ事務所退社を発表した一方で、同じく独立が既定路線とみられていた中居正広(44)が残留を選んだ。決断の背景には何があったのか――真相に迫った。

 独立組の“まとめ役”だった中居。SMAPが解散した昨年大みそか、3人と焼き肉店で食事会をしたこともあり「行動をともにする」とみられていた。

 ただ解散後、ほかの3人の仕事は現状維持だったのに対し中居の仕事は増加。1月末には「キリン氷結」のCMが始まった。アルコール飲料のCMは久々で、以前から「出たい」と周囲に熱望していたものが実現した形だ。このころから、民放関係者の間では「残留が固まったのでは」との見方が広まっていた。

 そもそも「テレビ番組が主戦場の中居が、局に絶大な影響力を持つ事務所を離れることは容易ではない」(民放関係者)とみられていた。一方、元女性マネジャーに代わりマネジメントを手掛け始めた事務所も、中居の収入や人脈、タレント力を目の当たりにし、必要な人材と痛感した。

 中居は事務所幹部と何度か話し合い、また元マネジャー以外のスタッフと仕事する機会を通じ、いかに多くの人間が自分たちを支えてくれていたかを実感。「Kis―My―Ft2ら弟分を置いていけないとも感じていた」(関係者)中で、これまでの誤解は解け「新たな信頼関係ができた」と関係者は語る。

 中居としても個人的な理由だけで残留を決めたわけではない。付き合いがある芸能関係者の中にも今回の決断に「3人と離れるのは残念だ」との声はあるが、中居はそう言われるのも理解した上で決断したという。原動力はSMAP再結成への思いだ。

 4月、元マネジャーと最も近い香取が司会のテレビ朝日「SmaSTATION!!」に出演。番組関係者は、「独立にはやる香取に“もう少し考えてもいいのでは”と説得を試みたが、微妙な考えのズレは埋められないようだった」と話す。

 「そこで、中居さんは事務所に支えられながらタレントとして求心力を強め、もう一度みんなを集めたいと考えている」と大局的に考えるようになったと関係者は話す。事務所を飛び出すことで「SMAP」の名を使えなくなる可能性も考慮した。独立組の思いも尊重し、高くなった再結成への壁に挑む。
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