昨年5月に亡くなった演出家・蜷川幸雄さんが手掛けた代表作の1つ、舞台「ムサシ」が来年2018年、三回忌追悼記念公演として4年ぶりに再演されることが決まった。来年2〜3月に東京・シアターコクーン、彩の国さいたま芸術劇場大ホールなどで上演。主演は引き続き、俳優の藤原竜也(35)。5回目の宮本武蔵役を演じ、自身のデビュー20周年を締めくくる。


 2009年に初演され、10、13、14年と再演。溝端淳平(28)が3回目となる佐々木小次郎役。

 共演は鈴木杏(30)六平直政(63)吉田鋼太郎(58)白石加代子(75)らが再集結。14年の上演時、藤原が劇中の武蔵と同じ35歳になったら、もう一度やろうと蜷川さんと約束したメンバーが勢揃い。巨匠の三回忌を豪華に盛り上げる。

 藤原は「大変貴重なことに、井上ひさし先生が自分にアテ書きしてくださった『ムサシ』には“レクイエム”の要素が詰まっています。昨年、蜷川さんがお亡くなりになり、来年三回忌を迎えます。そして今年、自分は35歳という劇中の宮本武蔵と同じ年齢になりました。今、この時に上演することに、とても意味のある作品だと思います。しっかりと丁寧に演じたいです」と意気込み。

 溝端は「『ムサシ』は命の尊さ、平和を願った戯曲です。韓国公演でカーテンコールの際、若い韓国人の方が『日本と韓国もこうあるべきですね』と泣きながら拍手してくれたことが今でも目に焼き付いています。蜷川さんが作り上げ、残してくださったものを大切にしながら、邁進したいと思います」と張り切っている。

 今回は大阪公演、中国公演も予定。
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