「京都国際映画祭2017」が12日、京都市内で開幕し、世界遺産に登録されている西本願寺にある重要文化財・南能舞台でオープニングセレモニーが開催。セレモニー前の会見で、来年に傘寿を迎えるロックンローラー・内田裕也(77)が右足と肋骨を骨折して1カ月間入院していたことを明かした。


 内田は、会見には崔洋一監督(68)らに両腕を支えられながら登場。開口一番、「1カ月、入院していました」と告白した。関係者によると、内田は今年の夏前に都内の外出先で転倒して右足甲を骨折。「引っくり返った」と自身も説明。さらに、転倒とは別に肋骨1本にヒビが入っていることも判明。1カ月間入院していた。11月に78回目の誕生日を迎える内田。昨年のこの映画祭での舞台挨拶では客席のファンとのトークでヒートアップするほど元気だったが、この日の会見では消え入るような小さな声。会見を締めくくる「ロックンロール」の声も力がなかった。現在は治癒してリハビリ中。車から会見場までの往復は車イスを使ったが、レッドカーペットはなんとか自身の足で歩いた。

 「(映画祭の)1年目から出てるからね。車イスを楽しんでいるよ」と内田。第1回から毎年、自身主演の映画が特別上映されており、今年もロックンロールムービー「十階のモスキート」がTOHOシネマズ二条で13日に上映される。

 「よしもと祇園花月」では映画監督で脚本家の五社英雄氏(93年に63歳で死去)の「人斬り」が特別上映。女優・中村玉緒(78)、五社英雄氏の長女・五社巴氏(59)、映画監督でプロデューサーの奥山和由氏(63)が舞台あいさつに登場した。セレモニー前の会見では中村が自身の夫で「人斬り」の制作、主演を務めた亡き夫・勝新太郎さん(97年に死去)と五社英雄さんとの思い出話を奥山監督、五社巴氏と「カレーライスの食べ方で五社監督と勝の2人がケンカした話」「勝が三島由紀夫さんに演技指導した話」など延々10分間トーク。司会者からストップがかかっても「もっともっと喋りたいわあ」と名残惜しそうに会見場を後にして、報道陣、関係者の笑いを誘った。

 ≪桐谷健太 慣れ親しんだ街での上映に感慨深げ≫映画「火花」(11月23日全国公開)に出演の桐谷健太(37)、三浦誠己(41)と板尾創路監督(54)がオープニングセレモニー前に会見に臨んだ。大阪出身の桐谷とって京都は「パッチギを撮影した場所。高校時代の友達も多く住んでます」と慣れ親しんだ街。「大好きな映画。京都で初めて上映されます。笑いに厳しい京都の人の感想を聞きたい」と話した。監督を務めた板尾は「自信ある作品です」と力強く話した。同作品はお笑いコンビ「ピース」又吉直樹(37)の第153回芥川賞受賞作。
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