【G1ドキュメント=12日】こんなはずではない。桜花賞馬レーヌミノルは、ここ2走の敗戦で評価が急落している。元々が使って良くなるタイプ。小林は2走前のオークスで中井助手の手応えを参考に◎を打った。結果は13着とまさかの大敗。ひと夏を越え、期待通り成長して戻ってきた。


 「背が伸びて、春とは体形も変わってきました。だいぶ、完成に近づきつつあるとは思います」

 前走ローズS(9着)は中団でうまく流れに乗り、4角もいい手応え。ところが、直線で思ったほど伸びなかった。中井助手が首をかしげながら振り返る。

 「いい形で運べていたんですけどね。久々とはいえ、もっと動けると思っていた。レース後の息の入りが、いつもより良くなかったあたり、休み明けだったんですかね…」

 この中間はCWコースで丹念に攻めを重ねている。最終追いはゆったりと向正面へ流し、馬なりでペースアップ。スムーズな脚さばきで6F81秒6〜1F11秒7。直線半ばで僚馬モンストルコント(4歳500万)と馬体が合って抜く格好になったが「集中力を考えて、前に目標を置きました」と説明。あくまで単走。ラストまでペースを乱すことなく、軽やかに伸びた。

 「前走を使ってかなり良くなっていますね。もう“別の馬”というくらい。2000メートルは問題ないと思っているし、できればいい馬場でやりたいですね」

 今春は4→2→1着と上昇機運で1冠を手にした。この距離はギリギリ持ちそうな雰囲気。小林の頭の中では“激変注意報”が鳴り響いた。
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