リオデジャネイロ五輪女子マラソン 日本時間14日午後9時30分号砲
 今回のレースは全体的にほとんど平たんで、同じ周回コースを3回走るというのがポイントです。2周目までは各選手がけん制し合い、3周目が終わる頃、つまり30キロ前後で何らかの動きがあるはずです。といってもスタートからエチオピア勢を中心に高速レースになるでしょうから、まずそこで離されないことが大切です。


 暑くて起伏があるコースなら後ろから追い上げることも可能ですが、今回のように平たんで、しかも常に後方の選手の動きが見える周回コースでは、一度離されたら追いつくのはまず不可能です。

 となると、日本の3人の中で一番期待できるのはやはり福士さんということになります。福士さんのスピードなら前半の速いペースにもついていけるでしょうし、勝負どころでの切り替えも経験十分です。ただし、それは万全の状態でスタートラインに立てた場合の話です。3月に代表に決まって以降、右足の痛みなどで予定通りの練習が消化できなかったようなので、最終的にどこまで調整できたかが鍵になるでしょう。練習が足りないとどうしても後半の走りに影響が出てくるので、その点だけが気掛かりです。

 田中さんと伊藤さんは前半の速いペースに無理してでもついて行くか、入賞狙いに切り替えて落ちてきた選手を拾っていくか、その判断が重要になりそうです。(五輪連続メダリスト)
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