【W杯南アフリカ大会・日本】MF中村俊輔(32=横浜)が今大会を最後に日本代表から引退することを示唆した。

 試合後、今後の代表活動について聞かれると表情が一変し、目には大粒の涙。「もういいよ」。10番を背負い、長きにわたって日本をけん引してきたが、一つの時代が終わりを告げた瞬間だった。


 「今回が最後のW杯になる」。強い覚悟で自身2度目のW杯に臨んだが大会前に左足首のケガが再発。先発の座を奪われた。出場は19日の1次リーグ・オランダ戦の28分のみ。「選手としてピッチで何一つ示せなかった。つらいし悔しい」と振り返り、「サッカー人生で一番つらい試練?もしかしたら(マリノスユースに上がれなかった)中学以上かもしれない。02年日韓大会での落選なんかかすり傷だよ」と話した。
 それでも、大会期間中は文句一つ言わずチームを陰で支えた。日本代表の躍進も、率先して水を運んだりした中村や川口らベテランの存在があったから。これまでも幾多の試練を乗り越えた男は「だからここで一回(悪い流れを)切って、あとはマリノスでいいプレーというか、貢献することだけを考える」と前向きに話した。今後はJのピッチで輝きを取り戻すつもりだ。
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