財政破綻した夕張市の医療再生や地域医療に尽力したことで知られる医師の村上智彦(むらかみ・ともひこ)氏が11日、死去した。56歳。北海道歌登町出身。2015年12月に急性白血病を発症していた。

 息子の浩明さんがフェイスブックなどで「ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、父、村上智彦は去る5月11日、永眠いたしました。闘病中の頃より、皆様には数え切れないほど励まされ、力を頂きました。父も心から感謝しておりました。息子として、厚く感謝申し上げます。皆様、本当にありがとうございました」と報告した。通夜、葬儀・告別式は密葬で執り行う。


 06年、夕張市立総合病院に着任。12年まで医療法人財団夕張希望の杜理事長、夕張医療センター(旧夕張市立総合病院)センター長を務めた。経営破綻した夕張市立総合病院の再建に取り組む姿はTBS「情熱大陸」などで放送された。

 北海道薬科大学卒業、金沢医科大学医学部卒業。09年、地域医療の先駆者・若月俊一氏の名を冠した「若月賞」を受賞。 著書に「医療にたかるな」「最強の地域医療」などがある。
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