米紙ワシントン・ポストとABCテレビは16日、共同実施した世論調査結果について、トランプ大統領の支持率が4月時点から6ポイント下落し36%と発表した。ABCは就任後半年の支持率としては、第2次大戦後の歴代大統領の中で「最低」としている。安倍内閣の最新の支持率も2012年の第2次安倍内閣発足後、最低を記録したばかり。親密さをアピールしている2人に両国民の厳しいまなざしが向けられている。


 トランプ氏の支持率36%は、フォード大統領が1975年に記録した39%を下回り、就任半年後としては戦後最低。ロシアによる大統領選干渉疑惑「ロシアゲート」などが影響したとみられる。共同電によると、調査結果では60%が「ロシアが大統領選に干渉しようとした」と回答し、うち44%は「トランプ氏が利益を得た」と答えた。調査は今月10〜13日に約1000人を対象に実施した。不支持率は58%だった。

 疑惑の目を向けられたトランプ氏は16日、ツイッターで「この時期に支持率が40%程度なのは悪くない」といつものように強気の発信。「ワシントン・ポストとABCの世論調査は大統領選で最も不正確だった」とこき下ろした。発言通り、危機感を抱いている様子を見せていない。所有するトランプナショナルゴルフクラブ(ニュージャージー州)で開かれた全米女子オープン選手権を14日から最終日まで3日間、VIP席で観戦。優勝したパク・ソンヒョンに「コングラッチュレーション」と祝福するなど悠長にツイッターに感想を残し、ご満悦のままワシントンへ戻った。

 トランプ氏の観戦中には、熱烈な支持者だけでなく「性差別主義者のトランプ氏は辞めろ」との抗議メッセージが書かれたTシャツを着た団体の姿も。大統領選中に差別的な発言があったことで女性団体などから開催コースの変更を求める声が上がっており、米メディアも実施に否定的な意見が強かった。

 日本では、共同通信が16日に発表した世論調査で安倍内閣の支持率35・8%と第2次政権発足後、最も低い結果となった。不支持率も53・1%と最高。2月のゴルフ外交で親交を深めた日米両国のトップはくしくも似たような数字に。アゲンストの風での政権運営となっている。
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