自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長が1日、東京都練馬区の豊島園駅前で、全国遊説をスタートさせた。同所は小池氏の衆院議員時代の選挙区で、若狭氏が引き継いだ東京10区の目と鼻の先。今回の選挙の構図を「責任と無責任の戦い」とし“希望の無責任4大ポイント”を指摘。<1>小池氏の出馬不出馬<2>若狭氏による民進合流議員の選別<3>政権交代への準備不足<4>民進党の変節を挙げた。


 <1>と<2>の説明に時間を割き、小池氏は「出馬しても、しなくても無責任」と強調。出れば“都政の投げ出し”。出なければ首相になれず、党をなくす覚悟で合流する民進党の立場がないとして「無責任のジレンマに陥った」と小池氏の立場を表現した。若狭氏については、安保法案採決時の衆院本会議を欠席し「棄権した」と主張してきた姿勢を疑問視した。<3>は政権交代を主張しながら解散した際には反対した矛盾を、<4>は消費増税を撤回するなどの民進党の主張変更を疑問視した。

 約30分の演説は、新党批判に終始。解散以降、安倍晋三首相(自民党総裁)がここまで政策説明に比較的時間を割き、小池氏らの名指し批判を避けてきたのとは対照的だ。解散当日の先月28日には小池氏に挑発気味に出馬を求めるなど、自身と同じ「選挙の顔」に標的を定めている。

 永田町関係者は「進次郎氏としては、小池氏を攻撃した方が演説しやすいだろう。希望の党の矛盾が噴出してゴタゴタ続きで、解散の大義や“森加計”隠しとなっている」と指摘した。

 有権者らが寄せた質問に答える時間も設けたが「森友、加計学園についてどう思うか」との質問には「安倍総理自身が丁寧に説明すると言っている。総理にしっかりやってもらうしかない」と歯切れが悪かった。
閉じる
続きを表示する