東京・老人ホーム入所者殺害 25歳元職員逮捕「何度も粗相」

2017年11月15日 05:30

社会

東京・老人ホーム入所者殺害 25歳元職員逮捕「何度も粗相」
入所者の男性が殺害された介護付き有料老人ホーム「ニチイホーム鷺ノ宮」 Photo By 共同
 東京都中野区の老人ホームに入所していた男性を殺害したとして、警視庁捜査1課は14日、殺人容疑で、この施設に勤務していた元職員の男(25)を逮捕した。

 捜査1課などによると、元職員は「私がやったことに間違いありません」と容疑を認め「何度も粗相で布団などを汚され、いいかげんにしろと思ってやった」と供述している。

 逮捕容疑は8月22日未明、中野区白鷺にある介護付き有料老人ホーム「ニチイホーム鷺ノ宮」の浴室で、入所者の藤沢皖さん(83)の顔を、湯が張られた浴槽につけるなどして窒息死させた疑い。

 当時、元職員は別の職員1人と夜勤中で、浴室では藤沢さんと2人きりだった。元職員は8月21日夜から翌22日未明にかけ、藤沢さんが複数回、布団などを汚したことに立腹。22日午前4時ごろに部屋で首を絞めた後、浴室に連れて行った。シャワー中に藤沢さんが排便して床をまた汚したため、浴槽に投げ入れて湯をため、殺害したとみられる。捜査関係者によると、藤沢さんは喉の骨のほかに、背骨や肋骨十数本が折れていた。

 《人手不足悪循環》介護・福祉施設で、ケアを担当する職員が入所者に危害を加える事件が後を絶たない。介護問題に詳しい淑徳大の結城康博教授は「職員の数が足りず、働く側も入所者側もストレスがたまり、悪循環に陥っている」とし背景に人手不足があると指摘。さらに「介護報酬が上がり賃金も増えれば、質の高い職員も多くなり、事件は減る。国の対応が必要」と職員の待遇改善の必要性を強調した。
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