小池氏リセット、代表辞任 就任からわずか50日、希望捨てた

2017年11月15日 05:30

社会

小池氏リセット、代表辞任 就任からわずか50日、希望捨てた
希望の党の両院議員総会に臨む小池百合子(左)、玉木雄一郎の両氏。小池氏が代表を辞任し、玉木氏が後任となることが了承された Photo By 共同
 希望の党の小池百合子代表(東京都知事、65)は14日の両院議員総会で、代表辞任の意向を表明した。玉木雄一郎共同代表(48)に代表の座を委ね、自身は都政に専念する意向を示した。10月の衆院選が不振に終わり、求心力が急低下。9月25日に1人で開いた会見で結党と代表就任を高らかに宣言してから、わずか50日での“リセット”となった。

 小池氏が「代表の座を降りさせていただく。皆さんが思う存分、日本国のために働けるよう後押ししたい」と硬い表情で深く頭を下げると、場内からまばらな拍手が送られた。結党を宣言した9月の会見時の勢いや、高揚感はなくなっていた。

 「創業者の責任として代表でスタートしたが、これからは皆さま方にお任せをする」。玉木氏を先頭とした執行部へ一任する意向を強調。鳴り物入りの結党からわずか50日で創業者が投げ出す事態となった。総会終了後、報道陣に「玉木執行部の船出を見届け、創業者としての責任をひとつ終えた」と語った。

 10月の衆院選では民進党との合流を巡り、候補者を選別する「排除の論理」が反発を呼んで惨敗。13日開票の葛飾区議選でも、特別顧問を務める都民ファーストの会の公認候補5人のうち4人が落選。旋風の失速を受け、小池氏に近い閣僚経験者は「早く都政に逃げ込みたかったのだろう」と分析する。

 一方で「辞任は小池氏が国政に存在感を示すウルトラCだ」と語る永田町関係者も。希望の党の新執行部では幹事長に古川元久氏、政調会長に長島昭久氏、代表代行に大島敦氏が就任。13日、玉木氏との会談で人事案を見せられた小池氏は「これで安心」と周囲に辞意を漏らしたという。その理由は、憲法9条改正などに反対する姿勢で共同代表選に出馬した大串博志氏らの名前がなかったこと。

 党の顔の小池氏が去ることで、低迷する党支持率もさらに下がることが予想されるが、関係者は「そうなれば、党内の不協和音が強まって執行部と違う路線の議員が飛び出す分裂を誘発でき“小池純化路線”が進む。それを狙っているのだろう」とみる。「改憲問題を自民と協議できる党にすることで国政で存在感を出すことが狙い。女性初の首相就任の野望へ、窮余の一策では」という声も漏れた。
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