ラグビートップリーグ(TL)のヤマハ発動機が、FB五郎丸歩(30=仏・トゥーロン)の復帰シフトを整えた。日本人選手の「プロ契約」を17年度にも再開させる方向で準備を進めていることが21日、分かった。


 移籍に伴う昨春の退社後、アドバイザー契約を結ぶ五郎丸は、トゥーロンとの契約がオプション付きの1年と伝えられており、来季にもTL復帰の可能性がある。関係者が「(ヤマハに)戻るならプロ」と明かしていた条件もクリアされる運びで、本人が復帰の道を選んだ場合は「プロ契約」でオファーを出す。

 ヤマハ発動機は09年秋、当時の会社を取り巻く環境からラグビー部の活動見直しを発表。同年度限りで日本人選手の「プロ契約」を廃止、10年度からは正社員化した。五郎丸は広報業務を担当しながらプレーを続けてきたが、その後、会社の業績が回復し、11年度に清宮克幸監督(49)を迎えたチームも復調。日本代表やスーパーラグビー(SR)のサンウルブズにも複数の選手を輩出するようになったこともあり、よりラグビーに集中できる環境づくりのためにも、「プロ契約」再考プランが進められてきた。

 ヤマハ発動機は日本選手権でこの日、準決勝敗退。今季準優勝だったTLでの悲願の初制覇に向けても、SRレッズ(オーストラリア)を経て、世界屈指の強豪で切磋琢磨(せっさたくま)を続ける五郎丸の存在は大きく、門を開いて決断を待つ。
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