松山が64の好スコアをマークした。1番と2番で微妙なパーパットを決めたことが大きかった。多くの選手が目の強いバミューダ芝、グリーンのうねりに苦しみ短いパットを外していたが、松山はカップの真ん中から沈めた。最初の2ホールでショートパットに自信が生まれ、流れが良くなった。外れていたら違った展開になっていたかもしれない。


 アプローチのうまさも目を引く。1番、2番ではグリーンを外しながら1パット圏内に寄せた。7番パー5は第2打がバミューダ芝のラフにつかまったが、左足下がりの難しいライからピンに寄せてバーディーを奪った。

 バミューダ芝はクラブに絡みやすいためアプローチで距離感が出しにくい。松山も苦手にしていたが、バミューダ芝のコースが多いフロリダ州に自宅を構えて練習し克服してきた。努力の積み重ねがメジャーの舞台で結果として表れている。

 7バーディーを奪ったけれども、むちゃな攻めはしていない。リスクを回避して安全運転し、攻めるべきところは攻めている。4番パー3でも左奥のピンを狙わずグリーンのセンターに第1打を運んだ。長いバーディーパットを残しても今のパットの調子なら3パットの確率は低い。ショートゲームへの信頼感が冷静なマネジメントを可能にしている。(ツアープロコーチ)
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