羽生 右足負傷で涙の欠場、五輪連覇ピンチ 演技構成見直し?

2017年11月11日 05:30

フィギュアスケート

羽生 右足負傷で涙の欠場、五輪連覇ピンチ 演技構成見直し?
NHK杯会場入り口の看板の写真を撮る女性ファン Photo By スポニチ
 【フィギュアスケートGPシリーズ第4戦NHK杯第1日 ( 2017年11月10日    大阪市中央体育館 )】 10日に開幕し、羽生結弦(22=ANA)が右足関節外側じん帯損傷のため欠場した。9日の練習で4回転ルッツを跳んで転倒した際に負傷していた。5連覇が懸かったGPファイナル(12月7〜9日、名古屋)の出場は絶望的。全日本選手権(12月21〜24日、調布)での復帰を目指すが、来年2月の平昌五輪2連覇計画に影響が出るのは必至だ。女子ショートプログラム(SP)では左股関節疲労骨折明けの宮原知子(19=関大)が65・05点で6位発進した。

 前日の公式練習で負傷後、記者会見をキャンセルし治療に努めてきたが、間に合わなかった。前日までは当日午前の公式練習の様子を見て、出場の可否を見極める予定だったが、その練習に参加することすらできなかった。胆のうを手術したばかりのオーサー・コーチに代わって来日したブリアン・コーチは右足首と右膝を痛めたとし「右足に体重をかけられない状態」と説明。羽生のショックは大きく、同コーチは「欠場を決めた時、(羽生は)泣いていた」と明かした。

 今大会の欠場で、GPシリーズ上位6人によるGPファイナル出場は絶望的となった。羽生は日本スケート連盟を通じ「ご心配をおかけしました。残念ながら医師の最終判断で欠場することになりました。今後、治療に専念し、全日本(選手権)に向けて頑張ります」とコメントを発表。全治の期間を公表しなかったが、まずは五輪代表最終選考会の全日本選手権での復帰に照準を合わせる意向だ。

 もし間に合わず全日本選手権欠場となった場合も、実績のある羽生は日本スケート連盟の定める選考基準により“救済”される見込みで、五輪出場に支障はほぼない。だが、回復具合によっては今後の調整や戦い方に影響が出てくる。

 9月に右膝に違和感が生じた際は右足で踏み切る4回転ループを回避したが、右足への負担の大きいループや今回の故障の引き金となった高難度のルッツはリスクが大きい。フリーでは4回転ジャンプ4種類5本の予定だったが、本数を減らすなど構成の見直しを迫られる可能性もある。

 ブリアン・コーチが「僕たちのゴールは2度目の五輪金メダル。ポジティブにならないといけない」と声を掛けると、日本のエースは「イエス」と応じたという。だが、平昌五輪まであと3カ月。男子66年ぶりの五輪連覇への道のりは険しくなった。

 ▽フィギュアスケート平昌五輪への道 男子の代表枠は3。まず全日本選手権の優勝者が代表に決定。2人目は全日本の2、3位、GPファイナル出場の上位2人から総合的に判断して選出される。3人目は2人目の選考から漏れた選手や、全日本終了時の世界ランク、今季の世界ランク、今季の国際連盟公認スコアのそれぞれの上位3人から総合的に選出される。全日本選手権出場は必須だが、世界選手権3位以内の実績がある選手がケガなどで出場できなかった場合は選考に加える可能性がある。昨季の世界選手権金メダルの羽生は世界ランク1位、ロシア杯でマークした290・77点は日本勢で2番手。
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