鳥取県警 日馬富士関暴行を捜査 処分は九州場所後になる見込み

2017年11月14日 21:58

相撲

 大相撲の東横綱日馬富士関(33)=モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が、酒席で平幕貴ノ岩関(27)=同、貴乃花部屋=にビール瓶で殴るなどの暴行を加えて頭部にけがを負わせた問題で、貴ノ岩関の師匠である貴乃花親方(元横綱)が10月下旬、鳥取県警に被害届を出していたことが14日、分かった。県警はトラブルの有無など事実関係の捜査を進める一方、現役横綱による極めて異例の不祥事を受け、日本相撲協会は危機管理委員会が調査を始めると発表した。

 県警は今後、日馬富士関や関係者から事情を聴くとみられる。

 春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)によると、相撲協会の事情聴取に対し、日馬富士関の師匠である伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は暴行の事実を認めた。危機管理委の本格的な調査は九州場所千秋楽翌日の27日以降となる見込み。処分や調査結果は九州場所中には出さず、事実関係が判明するまで先送りするという。

 相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「ファンの方に申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と謝罪。同時に「残念だが、やることはきちっとやる」と述べた。委員長を務める高野利雄外部理事(元名古屋高検検事長)と鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)らによる危機管理委の調査を踏まえて事態の収拾を図る。

 一方、協会の諮問機関、横綱審議委員会の北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)は「協会の厳しい処置を求めることになるだろう」と語った。

 協会関係者によると、日馬富士関は秋巡業中の10月下旬、鳥取県内で開かれた酒席で感情のもつれから、貴ノ岩関をビール瓶で殴打するなど激しい暴行を加えた。相撲協会は14日に伊勢ケ浜親方と貴乃花親方を事情聴取し、貴乃花親方は被害届を提出したことを報告。

 貴乃花親方は聴取の場で「(巡業部長として)私個人の責任でもある。至らないところがあった。危機管理委にお任せし、指示に従う。いち早く究明したい」と述べ、被害届を取り下げる意向はないと話したという。

 日馬富士関は九州場所3日目の14日、相撲協会に「左上腕骨内側上果炎、左尺骨神経痛で約6週間の治療を要する見込み」との診断書を提出して休場した。
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